2012年12月19日水曜日

中国輸入穀物国内消費量の5%が、世界の穀物貿易量の3分の1に相当する

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●26日、中国国務院新聞弁公室は、中国の食糧生産量の「9年連続増加」等について記者会見を開いた。それによると、中国の食糧生産量は5年連続で1兆500億斤(5250億kg、1斤は500g)以上を維持した。写真は今年6月、山東省青州市の村で行われた小麦の収穫。 


 中国の発展はさまざまな問題を世界食糧事情にもたらしている。
 「水」「穀物」「水産物」など。
 また人口爆発を抑えこむ一人っ子政策は、国民の意図的な介入で男子優先となり、結婚できない男性を増産し、結果として社会が暴力化する可能性が大きくなっている。
 これからの世界は、中国という暗い雲に覆われることになりそうだ。


レコードチャイナ 配信日時:2012年12月19日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67588&type=0

グローバル・ゲームと化した中国の穀物購入―英紙

 2012年12月13日、英紙フィナンシャル・タイムズは
 「中国が穀物を買いあさっている」
と題した記事を掲載した。16日付で環球時報が伝えた。

 中国から遠く離れた米内陸部ネブラスカ州で収穫された多くの作物が、中国の需要を満たすために海を越えて輸出されている。
 ネブラスカ州政府の農業担当トップは
 「中国は巨大な輸出市場であり、急成長している輸出先だ」
と話す。
 過去5年間で同州の対中輸出量は2倍に増えた。
 こうした状況はネブラスカ州だけのことではない。

 数年前まで、自給自足を目指す中国は上質の米や小麦を少量だけ輸入していた。
 現在状況は一変し、中国は世界最大の大豆輸入国となった。
 さらにトウモロコシや米、小麦などの穀物も大量に輸入している。
 こうした中国の変化は世界の穀物市場に深刻な影響をもたらしている。
 中国が輸入する国内消費量のわずか5%にあたる量の穀物は、世界の穀物貿易量の3分の1か2分の1に相当するのだ。

 今年1月から11月までの中国の穀物輸入量は前年同期の450万トンから1340万トンと一気に3倍も増加。
 中国は世界2位の米と大麦の輸入国となり、トウモロコシは世界10位以内に、小麦は世界20位以内にランクインしている。

 中国の経済発展とともに中国人の食生活も大きく変化した。
 人口は都市に集中し、肉類の消費は増大。
 家畜や家禽を育てるために、より多くの飼料が必要になった。
 わずかな農地と水資源しか持たない中国農業は、世界人口の5分の1を占める国民の食糧問題を解決するというプレッシャーに襲われている。

 高度成長時代に突入した30年前から、中国は食物需要の増加が世界の穀物不足を引き起こすとの警告に直面してきた。
 中国政府は今でも自給率95%をレッドラインとする政策を堅持しているが、最近の論調ではその政策が緩みがちであることが分かる。
 穀物取引を主に扱う大手商社は、中国の穀物輸入に有利に食い込もうと必死だ。
 彼らにとって、中国の穀物輸入の激増は一種のグローバル・ゲームになっている。




レコードチャイナ 配信日時:2012年12月27日 14時30分 
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67865&type=0

中国の食糧自給率、90%以上を維持
=食料生産量は9年連続で増加―中国メディア

 2012年12月26日、中国国務院新聞弁公室は、中国の食糧生産量の「9年連続増加」などについて記者会見を開いた。
 中国農業部総エコノミスト、報道官の畢美家(ビー・メイジア)氏は、
 「中国の食糧生産量は5年連続で1兆500億斤(5250億kg、1斤は500g)以上を維持した」
と述べた。
 人民日報海外版が伝えた。

 畢氏は、
 「2004年以降、中国の食糧生産はさまざまな困難とリスクに打ち勝ち、9年連続増加(計3177億斤)を実現した」
と述べた。
 中国の食糧生産量は9年連続増加を実現したが、食糧の輸入も過去2年間に増加した。
 中国の食糧自給率は近年90%以上を維持しており、穀物自給率は95%以上に達している。

 畢氏は、
 「輸入増は、主に国内の多様化した消費需要を満たすためだ。
 特に高級・高品質のコメ、高品質の強・弱グルテン小麦は、適度な輸入による調整が必要だった」
と指摘した。
 この他とうもろこしは重要な飼料作物・工業原料であり、養殖業・加工業等の消費急増に伴い供給が逼迫しており、適度な輸入が必要となった。
 同3種の糧食の輸入量は、国内生産量の2%未満となった。
(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/内山) 





【人口爆発から大飢餓へ】



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