2012年7月23日月曜日

激甚気象:北京で61年の観測史上最大の豪雨、500年に一度

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● 豪雨で冠水した道路に残された2階建てバスから救出される人々=21日夜、北京市内(新華社=共同)


●豪雨に見舞われた北京で21日、ポンプで水をくみ上げる作業員たち。通りではバスが立ち往生していた=ロイター



毎日新聞 2012年07月22日 19時50分(最終更新 07月23日 01時11分)
http://mainichi.jp/select/news/20120723k0000m030032000c.html

中国:北京で建国以来最大の豪雨

【北京・工藤哲】北京では21〜22日未明にかけ建国(1949年)以来最大となる豪雨に見舞われた。深
みにはまっておぼれたり、建物倒壊や落雷などで北京市で37人が死亡した。
国営新華社通信は
「この季節に16時間近くも降り続けるのは歴史上まれ」
などと伝えている。

新華社などによると、北京市だけで190万人が被災し、6万5000人以上の住民が避難を余儀なくされ、市内の交通機関も大きく乱れた。
市南西部の房山区では460ミリの降水量を記録。
北京首都国際空港では500便余りが欠航し、一時約8万人が足止めされた。
市内では場所によって深さ数メートルもの水たまりができ、人や車が流される事態となった。
北京市に隣接する河北省でも約86万人が被災し、3人が死亡した。

新華社は
「460ミリの局地的な降雨量は500年に1度に近い」
と指摘。
排水が進まず、犠牲者が出たことから、首都の排水設備などの問題が露呈したとも伝えている。




中日新聞 2012年7月23日 01時38分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012072201001289.html

北京、60年で最大の豪雨 

【北京共同】中国メディアによると、北京市は21日から22日未明まで雷を伴った豪雨に見舞われ、水死や建物倒壊などにより少なくとも37人が死亡し、約3万人が緊急避難した。
1951年の観測開始以降の61年間で、最も多い雨量を記録したという。

中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」などには、北京は中国の首都でありながら、上下水道や道路などのインフラ整備が遅れているとして中国政府を批判する書き込みが相次いだ。
北京国際空港では600便近くが欠航などになった。
約100カ所で道路が冠水し、通行できなくなるなど交通も大幅に乱れたほか、6千戸が停電した。




朝日新聞デジタル 記事2012年7月23日0時50分
http://www.asahi.com/international/update/0722/TKY201207220166.html

北京で観測史上最大の豪雨 37人死亡3万人避難

北京市で21日から22日未明にかけて、大雨が降った。
新華社通信によると、1951年に観測を始めてから最大の豪雨で、3万人余りが緊急避難。
人民日報系のサイト「人民網」は37人が死亡したと報じた。

市内の道路は約100カ所で冠水し、車が通れなくなった。
北京国際空港でも525便が欠航するなど、交通がまひした。
市幹部は地元メディアに対し、「北京のインフラがもろいことが原因」と述べ、問題点を認めた。


昨年はオーストラリアのブリスベンとタイのバンコックが水浸しになった。
今度は北京が観測史上最大の豪雨という。
激甚気象は始まったばかりのようである。
少なくともむこう半世紀はこの状態は続くと思ってよい。
となると、何が起こるのだろう。
ハッキリいえば、予測不可能。
人智を超えた何かが起こる可能性がある。



ANNニュース





レコードチャイナ 配信日時:2012年7月25日 10時11分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63222&type=0

犠牲者が37人だけなんてありえない!
政府の対応に市民は強い不信=死者200人説も―北京豪雨




2012年7月24日、中国・北京市では豪雨の影響が未だに続いている。
21日に発生した豪雨により同市全域で冠水が確認され、高速道路の一部は依然封鎖されている。
被害が最も大きい同市南西部の房山区は1万棟以上の家屋が水に浸かり、豚の死骸や車もあたりに漂っている。
台湾・聯合新聞ネットが伝えた。

これだけ大きな被害を出した豪雨だが、当局は死者37人、行方不明者7人と伝えており、犠牲者数は22日の発表以来更新されていない。
そのため市民は犠牲者がこんなに少ないはずがないと不信感を募らせている。
房山区河北村の住民によると、すでに同村では数十人の遺体が引き揚げられ、引き取り手のいない遺体は橋に放置されているという。

また、同区竜宝峪村のネットユーザーによると、同村では少なくとも200人以上の死者が出ているそうだ。
当局は死傷者数が更新されていないことについて、犠牲者の身元確認作業の関係で更新が滞っているが、確認作業が済み次第最新情報を公開するとし、政府は決して被害状況や犠牲者数を隠すことはしないと述べた。

一方で冠水により2万台あまりの車が水に浸かったが、そんな水に浸かっている車に対して警察は違法駐車の反則切符を発行していた。
これに対しさすがの市民も怒りを爆発、その後北京市副市長は反則切符の撤回を発表した。




レコードチャイナ 配信日時:2012年7月25日 13時55分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63230&type=0

豪雨の犠牲者数はいつ判明する?
市当局「SARSの教訓をくみ取る、隠ぺいはしない」―北京市




2012年7月24日、中国で北京市政府新聞弁公室が会見を開き、同市が見舞われた記録的な豪雨の犠牲者数について、
「SARSの教訓をくみ取り、死傷者数については決して隠ぺいは行わない」
と宣言した。
上海地方紙・新民晩報(電子版)の報道。

北京市で今月21日に発生した記録的な豪雨の被害が拡大している。
同市全域で冠水が確認され、高速道路が一部封鎖されているほか、同市南西部の房山区では1万棟以上の家屋が浸水する被害が報告されている。
当局は翌22日時点で豪雨による死者37人、行方不明者7人と発表しているが、その後、新たな情報を公表していない。
市民の間では
「犠牲者がこんなに少ないはずがない」
との声が高まっている。
これについて、関連当局では
「遺体の身元確認に時間がかかっているため。
事実隠ぺいの意図はない」
としている。

中国では2002年から2003年にかけて、新型肺炎と呼ばれたSARS(重症急性呼吸器症候群)の感染が広がった際、政府が死者数などを隠ぺいし、初期の情報公開を控えたために被害が拡大して国際社会からも非難された。
こうした事態を繰り返さないためにも当局は
「SARSの教訓を生かし、まもなく正確な被害者数を公開する」
としているのだが、その一方で
「北京市は広大で、対応が困難」
との発言も行っており、一部市民からは反感が高まっている。
また、
「天気予報は正確(豪雨の予報も行っていた)。にもかかわらず市内では一部、コンサートやスポーツ競技などが強行された。
北京市民にとって豪雨による災害は小説の中だけのもので、防災意識が極めて低い」
としている。




レーコードチャイナ 配信日時:2012年7月27日 10時55分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63277&type=0

北京豪雨犠牲者77人に増加、22日以来の情報更新―北京市

2012年7月26日、中国・北京市当局は、先日同市で発生した豪雨による犠牲者が77人に増えたと発表した。
中国ネットが伝えた。
今月21日、同市は豪雨に見舞われ、多くの場所で冠水が確認された。
当局は22日に豪雨による犠牲者を37人と伝えて以来情報の更新が遅れていたが、今回77人にまで増えたと発表した。
77人中66人の身元は確認が取れ、11人は現在も調査が行われている。
身元確認が取れた66人中5人は殉職した救護要員で、溺死が46人と最も多かった。
このほかには感電により5人、家屋倒壊に巻き込まれ3人、土石流やショック死、飛来した物によりそれぞれ2人が亡くなり、落雷でも1人が犠牲となった。




TBSニュース







【人口爆発から大飢餓へ】



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