●16日、英経済誌・エコノミストはこのほど、中国を地球最大の汚染源とみなし、19世紀のロンドン同様、中国を「地獄」に例えた。写真は13年3月の大連。
レコードチャイナ 配信日時:2013年10月19日 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78052&type=0
地球最大の汚染源・中国は地獄に似ている―英誌
2013年10月16日、英経済誌・エコノミストはこのほど、
中国を地球最大の汚染源とみなし、
19世紀のロンドン同様、中国を「地獄」に例えた。
中国は全世界が認める最大の環境汚染源だ。
その中国もゆっくりではあるが環境保護の道を歩み始めた。
環境汚染問題を解決することは、中国だけでなく、その他の国にとっても大きな福音だ。
では、中国の環境汚染はどれほど深刻なのか?
19世紀の英ロマン派詩人P・シェリーは、人口が多く、いつもスモッグに覆われたロンドンを「地獄に似ている」と例えたが、現在の中国はまさに地獄だ。
ロンドンは貧困と環境汚染から抜け出すことができたが、中国が英国と同じ道を進んでいるとは思えない。
まず時代が違う。19世紀のロンドンと現在の中国では大気中の二酸化炭素の濃度が格段に違う。
また、中国の領土は英国より巨大で、経済成長のスピードも速い。
中国の大気汚染が他国に与える影響も、これまでのどの国よりはるかに大きい。
今年1月、北京市の大気中に含まれる有毒物質の量は世界保健機関(WHO)の基準値の40倍を超えた。
中国の10分の1の田畑が化学物質や重金属で汚染され、半数以上の都市で使用されている水は清浄や飲用に適していない。
中国北部の都市は深刻な大気汚染が原因で、住民の平均寿命は5年半も短命だ。
中国政府は国民の批判を恐れ、2570億ドル(約25兆1600億円)を投じて環境汚染対策に取り組むとしているが、この額は香港の1年間のGDPに匹敵。
また、中国の1年間の国防予算の2倍だ。
中国は世界の40~45%の石炭、銅、鉄、ニッケル、亜鉛を消費。さらに、中国の工場が排出する二酸化炭素量は1990年の20億トンから90億トンに跳ね上がり、全世界の30%を占めた。
その数字は米国の2倍に相当する。
中国に必要なことは二酸化炭素排出量の削減だ。
エコノミスト誌はその有効手段として、中国政府が民間企業に炭素税を課すことを提案。
同時に先進国に対して中国の環境保護政策に積極的な支援を行うよう呼びかけている。
』
【人口爆発から大飢餓へ】
__