2013年1月29日火曜日

ドイツの移民と日本のロボット、国を救うのは?

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サーチナニュース 2013/01/29(火) 07:49
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0129&f=national_0129_002.shtml

【仏国ブログ】ドイツの移民と日本のロボット、国を救うのは?

  フランス人のブログ「eXtreme-centre」では、ドイツの移民と日本のロボット技術について、人口問題や経済面から比較している。

  筆者は、フランスのニュース番組が
○.「移民を引きつけるドイツ」というテーマで、ドイツの移民政策とその問題点を挙げながら、
○.日本の消極的な移民受け入れ事情とロボット化の社会について
論じていたことを紹介した。

  筆者は、移民の受け入れによって人口統計的な問題や経済的な問題を解決できる面があるのだから、その国が移民の受け入れ準備を守備よく整えてさえおけば、移民受け入れを良い悪いと問う必要はないと述べる。

  しかし、同番組ではドイツの問題点を取り上げていたという。
 戦後のドイツは、労働力を確保するためにトルコ系移民を積極的に受け入れたことで、人口問題も緩和した経緯がある。
 その一方で、現在では、この移民政策は問題となっている。
 トルコ系のイスラム教徒は、国家主義的な面が強いため、移民先の国で同化していくのが難しく、ドイツがドイツらしくあり続けることが危うい状況にあるのだという。

  そこで同番組は、ドイツとは対照的に移民受け入れに消極的な日本を紹介した。
 日本は移民によって労働人口を増やす政策を積極的に行っていないので、
 人口減少問題や経済的な問題に直面しているように思われる。
 その代わり、日本はドイツとは異なって、日本らしいままだと指摘した。

  また、日本のロボット技術は優秀で、今後数十年でさらに生産効率が上がり、付加価値の高い商品を製造し、輸出できるようになれば、経済的・財政的な問題にも対処できるのではないかとの見方を示した。

  筆者も、このロボット革命が実現すれば、日本人の出生率も上がるのかもしれないと同意した。
 ヨーロッパでは、日本のロボット技術の先進性が注目されることがあるが、ドイツの移民政策と関連付けた視点は興味深い。