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NICHIGO PRESS 2012年10月12日
http://nichigopress.jp/ausnews/news_others/44184/
南オーストラリア州(SA州)で1世紀に1回という10月の降雪
季節外れの寒気でNSW、ACTでも
大陸南部・東部を季節外れの荒れた寒気が襲っているが、10月11日にはSA州南部各地、NSW、ACTなどでも積雪があった。
SA気象庁では、アデレード市内や隣接するマウント・ロフティ山脈で
10月に雪が降ったのは1世紀前と発表している。
州中北部、アデレード・ヒルズ、クレア・バレー、ロワー・フリンダーズ山脈などでも時ならぬ降雪があった。
農業地域では降水を歓迎しているが、一部穀物農家では麦などの生育には少し遅かったとしている。
降水量はマウント・ロフティ山脈で34mm、ウィルミントンで27mm、メルローズで26mmなどとなっており、アデレードでも18mmほどの降水量があった。
また、ロワー・ヨーク半島のエディスバーグでは時速91kmの風力を観測した。
また、11日夜にはシドニーでも雹が降り、12日朝にはNSW州南部や北部ニューイングランド地域など広い地域やACTでも降雪が報告されている。
ブルーマウンテン、南部高原でも降雪があり、キャンベラでは10cmの積雪があった。
また、QLD州側穀倉地帯ダーリング・ダウンズでもみぞれ予報が出されている。
シドニー首都圏の荒れ模様はすでにマンリー・フェリーが外洋からの波浪のために運行中止になっており、通勤客は高速フェリーを使うか代替バスを利用するよう案内が出ている。
また、主要幹線道路は雪や氷にもかかわらず、全線開通しているが、ドライバーに注意を呼びかける案内が出ている。
気象庁のイーウェン・ミッチェル予報官は、
「大きな寒気団がNSW州を横断中で、これが雪をもたらし、南部海岸付近に強い低気圧を生み出している。
降雪は珍しいことだがこの季節としては決してないわけではない。
広く分散しているが、大降りになることもないはず。
過去にも起きており、決して記録破りと言うことでもない」
と発表している。また、
12日昼過ぎには雪も雨に変わるはずとしている。(NP)
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【人口爆発から大飢餓へ】
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