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サーチナニュース 2012/08/07(火) 17:50
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0807&f=column_0807_051.shtml
昆虫を肉の替わりに食べる時代が来るかも
…食料価格の高騰で
米国で50年に1度と言われる大干ばつが発生している。大干ばつの影響で米国では農産物の収穫量が大幅に減少すると同時に、価格が高止まりしているほか、農産物をエサとする畜産業も減産を余儀なくされている。
これに関連して、学者からは「将来的には昆虫がタンパク源になる」可能性が指摘されている。
中国新聞社が報じた。
干ばつが起こる一方で、
地球規模では人口の増加が続いており、
また温暖化など環境の変化によって、
農作物の価格は値上がりを続けている。
オランダ・ワーゲニンゲン大学の研究によれば、昆虫には肉類よりも豊富なタンパク質が含まれており、
「昆虫の飼育コストはウシの飼育よりも安価だ」
という。
昆虫の飼育は大規模な水資源も不要であるほか、食用が可能な昆虫は世界中に1400種ほどもいるらしく、オランダ政府は100万ユーロ(約9703万円)を投資して昆虫を食品にすべく力を注いでいる。
食品として利用されている昆虫はすでに数多く存在する。
アフリカではバッタや毛虫が貴重なタンパク源として食べられているほか、日本にも珍味として「イナゴ食」や蜂の子を食べる地方もある。
また宇宙開発分野においても、長期の有人宇宙活動における貴重なタンパク源として、カイコを宇宙食に応用することが研究されているなど、昆虫食の可能性について注目されている。
今後も食品価格の上昇が続けば、
将来スーパーでさまざまな食用昆虫が普通に店頭に並び、
消費者がその日のレシピに悩みながら購入する、
そんな光景が当たり前になる日が来るかもしれない。
(情報提供:ULOCO/編集担当:畠山トキ)
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レコードチャイナ 配信日時:2013年8月1日 20時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75025&type=0
食卓でセミが大人気、1日に5トン消費―浙江省金華市
●1日、今年の夏、永康の人びとの食卓の人気料理はセミで、1日に約5トンも食べているという。
2013年8月1日、銭江晩報によると、今年の夏、浙江省金華市永康の人びとの食卓をにぎわす人気料理はセミだという。
街角にはいたるところにセミ料理店があり、
「永康の人びとは1日に5トンのセミを食べている」
といわれている。
永康の人びとは、セミを食べるようになって久しいが、今年ほど爆発的に食べることはこれまでなかった。
市場でセミの卸売をする黄同興(ホアン・トンシン)さんによると、これまでは1日に数キロ売れればいい方だったが、今年の夏は1日に1トン余り売れ、一番多い時には4トン売れたこともある。
セミは、不要な部分を取り除き、背中の肉の部分のみを焼いたり揚げたりして食べる。
主にレストランなどに卸され、ざっと計算すると永康では1日に5トン近くのセミが食べられている。
セミはたんぱく質を多く含み、脂肪は少なく、栄養価も高い。
くせになる味で、一度食べたらやめられないという。
価格は安くなく、宴席ではおなじみの料理となっており、
「客をもてなすのにセミ料理がなかったら申し訳ない」
とまで言われるほど人気の食材だという。
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朝鮮日報 記事入力 : 2013/09/05 11:27
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/05/2013090501416.html
韓国に再び昆虫を食べる時代は来るか
今夏封切られた映画『雪国列車』に、列車の最後尾に乗った貧しい人たちが、ゴキブリで作ったようかん状のタンパク質食品を口にして命をつなぐ場面が出てくる。
この映画のように、将来は昆虫が貴重な食料となる時代がやって来るだろうか。
韓国土壌動物学会運営委員長で安東大学植物医学科のチョン・チョルウィ教授は3日「昆虫食品産業化の現状と展望」と題された報告書を公表し、その中で「昆虫はタンパク質の含有量が多く、必須アミノ酸の貴重な摂取源となる。
そのため生態的、環境的、栄養学的に持続可能な人類の食料とすることが可能だ」などの見方を示した。
この報告書の内容は、5日に開催される環境部(省に相当)国立生物資源館と韓国土壌動物学会による共同シンポジウムでも発表される予定だ。
報告書によると、昆虫は昔から世界中で食用として幅広く利用されており、食用となっている昆虫の種類は1700種類以上に達するという。
世界の80%の国や地域で昆虫が食されており、とりわけ中国や東南アジア、アフリカなどではサソリやコオロギの揚げ物などが貴重なタンパク源となっている。
また日本では昆虫ずしが販売されており、タイではコオロギが高級食材だ。
またイタリアでも「カースマルツ」と呼ばれるうじ虫を使って発酵させるチーズがある。
チョン教授によると、韓国でも昆虫は昔から食料として利用されており、『東医宝鑑』にはセミ、バッタ、カブトムシ、ミツバチなど食用が可能な95種類の昆虫について詳しく記録されているという。
昆虫は栄養学的にも非常に優れている。オランダのワーゲニンゲン大学の研究によると、乾燥したコオロギ100グラム当たりのタンパク質含有量は60-77グラムに達し、これは牛肉(45-55グラム)よりも多い。
また一般的に昆虫は牛肉に比べて脂肪分は少ないがミネラルは豊富だ。
100グラムの牛干し肉には40-57グラムの脂肪が含まれているが、コオロギ(4-17グラム)やオサムシ(18-52グラム)などは牛肉に比べて脂肪の含有量が少ない。
またミネラルの場合、コオロギやオサムシには最高で17グラムほど含まれており、これは牛肉(1.4-2.3グラム)よりもはるかに多い。
さらに昆虫は飼育や生産も効率的に行うことができ、環境にも優しい。
国連食糧農業機関(FAO)などによると、牛は100キロの飼料を与えると6.5キロの牛肉が得られるが、昆虫からだと同じ量の餌からおよそ54キロの食料が得られる。
また同じ量のタンパク質を得るために必要な飼料価格は、コオロギの場合は牛のおよそ12分の1で済む。
さらに牛や豚などを飼育する際に排出されるメタンガスなどの温室効果ガスも少ないため、環境にも優しい。
このように昆虫を食用にすれば多くの利点があるが、最も大きな問題は人間の「嫌悪感」だ。
これについてチョン教授は
「牛肉を食べるときも、牛を丸ごと食べるわけではなく加工してから食べる。
同じように昆虫も粉末などに加工することが可能だ。
昆虫の加工食品は総合ミネラル食品の原料としても利用可能で、飢餓に苦しむ国の子供たちには離乳食の補助食品としても非常に有効だ」
と説明している。
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【人口爆発から大飢餓へ】
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